不正咬合の主な原因
1.遺伝が原因
子が親に似るのが遺伝です。顎や歯の形は遺伝しやすいので顔も似てきます。例えば親が受け口ですと、子供も同じく受け口になる可能性があるわけです。その症状がはっきり現れるのは第2次成長期を迎える12歳以降のことです。それ以前から対策を講じておけば不正咬合は最小限に抑えることができます。
2.病気が原因?
「鼻づまり」や「扁桃腺肥大」は口で呼吸するので歯列の横幅が狭くなり、上の前歯が押し出されて上顎前突になります。また顎骨の中にできた腫瘍や、のう胞によって歯が移動してしまうこともあります。
3.癖(くせ)が原因
乳幼児の指しゃぶりは正常な行動とされていますが、乳歯が生えそろってから永久歯が生えるまで長期にわたって指しゃぶりが続くと開咬という不正咬合になったり時には上顎前突にもなる可能性があります。
4.乳歯の虫歯が原因
虫歯を放置すると痛みばかりではなく、噛み合わせもズレてきます。時にはあとから生える永久歯の形成不全や位置異常を招きます。
5.乳歯の早期喪失が原因
永久歯は前へ前へと動く習性があります。例えば6歳頃に生える第一大臼歯は前方の乳臼歯が崩壊したり脱落すると直ちに前方へ移動してしまうので、そこに生える永久歯の場所がなくなります。結果として凸凹の歯並びができるのです。八重歯はその代表例です。
6.歯の交代のトラブルが原因
乳歯から永久歯に交代する混合歯列期は6歳ころから12歳頃までの数年間です。その間に永久歯の生える順序が乱れると歯列や噛み合わせの形成が妨げられ、不正咬合になります
不正咬合の種類
・叢生(そうせい):【乱ぐい歯・八重歯】

あごが小さかったり、あごに対して歯の幅が大きい場合に起こります。歯の生える場所が足りないので、凸凹に生えたり、重なり合って生えています。
・空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう):【すき歯】

あごが大きかったり、歯の幅が小さい場合に起こります。歯の間が開いていて、歯列にすき間が出来ています。
・過蓋咬合(かがいこうごう)

噛み合せが深く、下の歯列が上の歯列に覆われて見えなくなっています。
・切端咬合(せったんこうごう)

上下の前歯が先端で噛み合う状態になっています。
・上顎前突(じょうがくぜんとつ):【出っ歯】

上の前歯や歯列全体が前に突き出ている状態をいいます。
・開咬(かいこう)

あごを閉じて噛み合わせても、上下の歯にすき間が出来ています。
・下顎前突(かがくぜんとつ):【受け口・反対咬合 】

下の前歯が上の前歯より前に出ています。
